林檎の花、龍の爪
波間に浮かぶ士魂。ある士族のルーツを訪ねます。
2014年11月13日木曜日
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幕末の新潟湊は幕領(1843年~)で、かつ、長岡藩と薩摩藩の両方と深い関係にありました。薩摩藩の抜け荷(密貿易)を新潟湊の領主である長岡藩が黙認し、それが摘発されて新潟湊が上知されることになったと言われています。 新潟上知は長岡藩財政に深刻なダメージを与え、河井継之助の活躍...
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第1章 島峰徹の生涯の通覧 長岡藩々医の子 さて、ここからが前回の続きになる。最初にざっと島峰徹の医師・歯科医師としての生涯を通覧しておこう。 島峰徹は明治10年に越後の刈羽郡 石地 いしぢ 村(現・柏崎市)に、漢方医島峰 恂斎 じゅんさい の長男として生まれた。石地村とは、現...
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ロペス教授の規定は、非常に明快で、基本的に納得のいくものである。しかし、いくつ か疑問に感ずるところがある。第一に、近代仏教というものを世界に普遍的で、グローバ ルなものとして認めてよいかということである。先の規定はほぼ日本の近代仏教の表層の 言説にも当てはまる。ただ、原始仏...
2014年11月11日火曜日
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諏訪氏 諏訪氏は代々、 諏訪大社 の 大祝 を務めてきた一族である。その血筋は「神氏」といい、 欽明朝 や 推古朝 の頃から 平安時代 初期に信濃国地方政治で活動した 金刺氏 や 他田氏 の名が諏訪社の 神官 として続いて来た。 出雲神話 の神・ 建御名方神 (タケノミナカ...
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沼河比売 (ぬなかわひめ、奴奈川姫)は、 日本神話 に登場する 神 である。 『 日本書紀 』には登場せず、『 古事記 』の 大国主の神話 の段に登場する。八千矛神( 大国主 )が 高志国 の沼河に住む沼河比売を妻にしようと思い、高志国に出かけて沼河比売の家の外から求婚の歌...
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建御名方神 『 古事記 』の 葦原中国平定 (国譲り)の段において、 大国主神 の 御子神 として登場する。『 延喜式神名帳 』などには 南方刀美神 の表記も見られる。 長野県 諏訪市 の 諏訪大社 に祀られ、そこから 勧請 された分霊も各地に鎮座する。 神統譜について記...
2014年11月10日月曜日
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大隅国大隅郡 垂水 中俣・海潟(垂水市)の領主に石井氏があった。石井氏は相模の豪族で 源頼朝 をたすけ、 鎌倉幕府 の創立に尽力した 三浦義明 の子孫である。三浦氏は 宝治 元年( 1247年 )に法華堂にて一族のほとんどである五百余人が自害して滅亡したが( 宝治合戦 )、 三...
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