2015年12月2日水曜日

龍脈


諏訪の血脈、そして龍脈

タケミナカタという名前

 中央構造線を伊勢からさらに西に進むと、和歌山を経て四国の徳島にたどり着きます。この地もまた、諏訪の神に縁の深い場所なのです。
 建御名方命の名前の由来を考えてみましょう。「建」とは猛々しい、「御」とは尊敬の意味の称号ですから、建御名方とは「猛々しい名方の神」という意味になります。
 本居宣長は、阿波国に名方郡名方郷があり、そこに多祁御奈刀弥(タケミナトミ)神社があることを指摘しています。建御名方命は建御名方富命(タケミナカ タトミノミコト)とも呼ばれていますから、建御名方の名は阿波国名方に由来するのではないか、という主張です。
 多祁御奈刀弥神社は現在も名西郡石井町に現存し、建御名方命と、その妻の八坂刀売命を祀っています。石井町は吉野川の南岸にあり、この吉野川に沿って中央構造線が走っているのです。
中央構造線の図フリーソフト「白地図 MapMap」(鎌田輝男氏)を使用して作成
 
 
http://www.tohyamago.com/rekisi/chuoukouzousen_suwa/

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