2021年3月17日水曜日

伴 春宗

 伴 春宗(とも の はるむね)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。右京亮・大伴永主の子。官位は従五位下・陸奥介。


式部少丞を経て、文徳朝末の天安2年(858年)従五位下・出雲守に叙任される。


天安3年(859年)陸奥介に転任し引き続き地方官を務める。しかし、前陸奥守・文室有真との解由がうまく進まず、期限内に官物の引き継ぎができなかったため、翌貞観3年(861年)に陸奥守・坂上当道らと共に公廨を一部没収される処分を受けた。


その後、散位を経て貞観7年(865年)陸奥介に再任されている。


『六国史』による。


時期不詳:式部少丞

天安2年(858年) 3月8日:従五位下、出雲守

天安3年(859年) 正月13日:陸奥介

貞観3年(861年) 2月2日:没公廨

時期不詳:散位

貞観7年(865年) 正月27日:陸奥介


系譜

父:大伴永主[1]

母:不詳

生母不明の子女

男子:伴忠輔[1]

男子:伴忠行[1




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