川中島合戦の舞台ともなった長沼城
長沼城は、鎌倉時代の地頭の館がその元となったと云う説があるが定かではない。弘治3(1557)年、甲斐の武田信玄が信濃攻めのおり、長沼の島津氏が撤退した後、築造した平城である。この城は川中島の戦いの頃から、武田氏や上杉氏によって幾度も改造が行われ、16世紀後半には激しい戦いの舞台となっている。
武田氏滅亡後は、織田信長の支配下となり、上杉景勝・豊臣・松平忠輝等の領地へと移り変わった。
長沼藩として独立したのは元和2(1616)年、初代藩主佐久間勝之からである。元禄元(1688)年四代目勝親の時代、故あって改易廃藩となり廃城となった。このように数奇な運命をたどった長沼城であったが、その後千曲川の氾濫で城郭東側の一部が流失している。
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~bushi/siseki/naganumajo.htm
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