2023年12月3日日曜日

会津藩士墓地 三昧堂

 会津藩士墓地 三昧堂

地元の人に三昧堂(さめど)と呼ばれる場所には,葬式や死者の冥福を祈るため,経をあげたりするお堂があったと思われますが,現在はお堂らしきものは何も残されていません。会津藩士とその家族の墓が23基残されているだけです。

 以前,この墓所は走水の円照寺の所有地でしたが,近年,横須賀市が購入・管理することになり,2005年2月~3月にかけて整備工事が行われました。白いフェンスに囲まれた墓所内には,真新しい説明板とベンチが据えられ,小さな公園墓地の趣があります。

 三昧堂のある腰越は,会津藩が文化八年(1811)に,江戸湾海防のため陣屋を置いた場所で,その敷地は八千百十坪余と記され,家老も常駐していたという記録があります。

 この陣屋には,会津藩士の子弟を教育するための「養正館」という藩校までありましたが,陣屋は天保十三年(1842)に川越藩の所管となり,明治二年(1869)に撤去されました。 

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