波間に浮かぶ士魂。ある士族のルーツを訪ねます。
日高見はヒノカミ(日ノ上)に由来するという松村武雄の説がもっとも納得がいく。すなわち日高見(日の上)は太陽の出る方向で、東方の地を指す。
天孫の降臨した日向からみて東方にあたる大和の国をほめたたえて、大倭日高見国と称したのである。
日高見はいつしか大和よりさらに東方に移動し、常陸信太郡の別称となり、さいごには陸奥国の北上川の流域の呼称となったのである。
(『白鳥伝説』谷川健一/1986年)
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