2014年11月7日金曜日


モウソウチク孟宗竹)はアジア温暖湿潤地域に分布するの一種である。種名は冬に母の為に寒中筍を掘り採った三国時代の人物、孟宗に因む。別名江南竹ワセ竹モウソウダケ
日本の タケ類の中で最大で、高さ25mに達するものもある。葉の長さは4~8cmで、竹の大きさの割には小さい。枝先に8枚ほどまで付き、裏面基部にはわずかに 毛がある。春に黄葉して新しい葉に入れ替わる。竹の幹は生長を終えると、木と同様に太くなっていくことがない代わりに、枝が毎年枝分かれしながら先へ伸び る。木での年輪の代わりにこの節数を数えるとその竹の年齢を判定できる。年を経るとの枝分かれ数が多くなり、葉が増えた結果、稈の頭が下がる。67年に1度花が咲くとされるが、この事を証明する記録はわずか2回しかない。

中国江南地方原産で日本では栽培により北海道函館以南に広く分布する。801年延暦20年)、京都府長岡京市海印寺、寂照院の開山・道雄上人がから持ち帰った、また1228年安貞2年)に曹洞宗の開祖・道元禅師から持ち帰った、など諸説あるが全国へ広まったのは薩摩藩による琉球王国経由の移入によってと考えられている。「南聘紀考 下」によると元文元年3月に島津吉貴が、琉球在番として琉球行きを命じられた物頭野村勘兵衛良昌に孟宗竹を輸入するように命じ、勘兵衛は琉球滞在中により輸入し、元文3年に帰国すると吉貴のいる仙巌園に孟宗竹を献上したという。植栽された竹林は、戦後の里山管理の衰退に伴い、放置されていたり逸出していたりして、生育域は拡大する傾向にある。

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