2014年11月5日水曜日


臨済宗円覚寺派(神奈川県鎌倉市)に属す。室町時代前期、応永27(1420)年に、白崖宝生禅師三世の孫である、不蔵青単禅師により開創され、開山は夢庵祖観禅師です。 現在の伽藍(建物)は今から270年余り前の、江戸時代中期・元文2(1737)年、徳川八代将軍吉宗の頃に再建されました。 ご本尊は智慧の仏様として広く信仰の篤い「文殊菩薩(大聖文殊師利菩薩)」で、尊像は名仏師・毘首羯磨とされています。文殊菩薩のみをご本尊とするのは全国的にも希少で、県内では例を見ないようです。 当寺は吉野朝時代からの山城・樺沢城跡の城の入り口30番地にあたります。 当寺の正面にあたる樺沢城趾は、坂戸城跡と並ぶ上杉氏ゆかりの城跡で、関東方面に備える重要な拠点でもありました。このことから、天正5(1577)年7月30日に、戦国時代の雄、上杉謙信公より当寺宛に御朱印状を賜っています。 写真:長尾政景公夫妻(右・仙桃院)

[出典]
http://ryutakuji.tumblr.com/post/62888575179/27-1420


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