- いか様に 寝て明せとて侍人の 来ぬだにあるを秋風ぞ吹く (秋夜恋を 惟宗忠景 『続古今和歌集』 巻十二 恋歌二)
- 置く露を いかにしほれとふし衣 ほさぬ袂に秋のきぬらむ (親の思ひに侍りける頃 『続古今和歌集』 巻十六 哀愁歌) ※この作品は、父忠綱の死を悼んだものであるとする説と、母の死を悼むものであるとする説が存在する。 「島津忠綱」の項目参照。
- 夜舟こぐ ゆらの湊の潮風に おなじとわたる秋の月影 (『続拾遺和歌集』 巻第五 秋下)
- いつはりの 心あらじと思ふこそ たもてる法のまことなりけれ (五戒歌の中に、不妄語戒 『新後撰和歌集』 巻第九 釈教)
- 山里に しばしは夢もみえざりき なれてまどろむ峯の松かぜ (山家の心を 『玉葉和歌集』 巻第十六 雑三)
0 件のコメント:
コメントを投稿