2015年9月7日月曜日

先祖由緒帳


米沢図書館に「上杉家中先祖由緒書」が所蔵されてます、家臣から先祖の由緒を書き上げさせて編集した冊子です。
3冊で「御馬廻組」「五十騎組」「与板組」が「侍組」は残ってませんが、「侍組」は伝統的な上杉家臣で「馬廻組」は中堅層
「五十騎組」は越後上田に出自を持つ武士たち、「与板組」は与板出身の武士たち、上杉景勝は上田の領主長尾政景の子だから
上田の武士達が支えた、これが「五十騎組」の母体だ、直江兼続は与板の領主だから配下の武士達が「与板組」につながった。

「御馬廻組」の大井田家は新発田一門だが、謙信公に幼少時から仕えていた、山岸家は越後黒滝の城代だったが景勝に仕えたよ。

越後時代の家臣は米沢に移るさいに編成替えされて、越後侍中→侍組・御馬廻組 三条衆・栃尾衆・根知衆・板戸衆は五十騎組に庄内酒田は侍組・信州侍中は侍衆・手明衆は手明衆(桜井・金子・池田氏等)

侍組・・甘粕氏景勝の代に断家したがのち適子吉継に300石、柿崎氏300石、黒川氏500石、長尾氏(後上松氏)300石
大国氏(兼続弟)、斉藤氏(千坂高清十男)300石、杉原氏、新保氏300石、山本寺氏300石、大石氏300石、下条氏、高梨氏500石
岩井氏1,000石、鮎川(本庄一族)、須田氏200石、島津氏500石、綱島氏、夏井氏(葦名旧臣)400石、本郷氏1,000石

上杉家は「天正3年軍役帳」に越後国内諸将37名一族客将・国衆・譜代と身分的名称があるが。
越後国衆は本庄氏・長尾氏・中条氏・千坂氏・須田氏・上松氏・高梨氏・色部氏。
高家(一族)武田氏・畠山氏・山本寺氏・二本松氏。
信濃国衆は毛利氏・安田氏・黒川氏・柿崎氏・竹俣氏・市川氏・清野氏・芋川氏・島津氏。
三手馬廻は斉藤氏・鮎川氏・鉄氏・大国氏・新津氏・岩井氏・下条氏・香坂氏・平林氏・竹俣氏。
国衆分家は杉原氏・管名氏・新保氏・大石氏・吉江氏・広居氏・本庄氏・樋口氏・須田氏・芋川氏。
本庄氏等々

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