指南御史料 巻十七 天正一七年(1589)～

巻十七　天正一七年(1589)～

天正一七　小笠原貞慶、溝口貞秀に起請文を送り､隔心なきを誓ふ、

天正一七　小笠原貞政、秀政、松林和泉に、筑摩郡松本料所の内の地を宛行ふ、

天正一七　是より先､豊臣秀吉､小笠原信嶺等に命じて、、、

天正一七　小笠原貞政､秀政､安曇郡満願寺に地を寄進し、造営を励ましむ、

天正一七　小笠原貞政、秀政、浅野久右衛門を､安曇郡千見城在番たらしめ、、、

天正一七　小笠原貞政、秀政、安曇郡借馬の左近に､諸役を免じ、、、

天正一七　小笠原貞政、秀政、筑摩郡松本町の伝馬役勤仕人を定む、

天正一七　徳川家康の臣菅沼定利、伊那郡虎岩村に検地を行ふ、

天正一七　妙心寺前住持玄興､南化、木曽定勝寺の徒宗昆鉄船､の請に応じて、、、

天正一七　是より先､須田満親上洛し、豊臣秀吉に謁す、是日､満親、、、

天正一七　小笠原貞政、秀政、沢渡盛忠の、安曇郡千見城在番の労を慰す、

天正一七　小笠原貞政、秀政、中嶋刑部左衛門等に､筑摩郡野溝等の地を宛行ふ、

天正一七　是より先､葉山猪介､筑摩郡松本町の仕置を命ぜらる、是日､猪介、、、

天正一七　伊那郡熊野社の再興､成る､

天正一七　高梨頼親､高井郡庄内八幡宮をして､社領を安堵せしむ、

天正一七　松平依田､康国、臼田藤吉に､佐久郡平井等の地を宛行ふ、

天正一七　松平依田､康国、丸山内匠助に､佐久郡平井等の地を宛行ふ、

天正一七　真田昌幸、折田軍兵衛等に､上野吾妻知行地の賛地として、、、

天正一七　是より先､北条氏邦の兵、真田昌幸の属城上野名胡桃城を奪ふ、昌幸、、、

天正一七　諏訪頼忠、柳沢主殿助に、諏訪郡浅倉の林を預く、

天正一七　徳川家康､五味太郎左衛門の功を賞し､甲斐比野郷内の地を宛行ふ、

天正一七　諏訪湖上に､諏訪大明神御渡あり､尋いで、重ねての御渡あり、、、

天正一七　松平依田、康国、丸山内匠助の参陣の功を賞し､地を宛行ふ、

天正一七　諏訪社上社、同社明年神使御頭を定む、

天正一七　溝口貞秀､中嶋総次郎に､知行を与ふ、

天正一七　佐久郡大宮社等の神領指出帳､成る､

天正一七　是より先､安曇郡千見在城の沢渡盛忠､駿河在府の小笠原貞政秀政、、、

天正一七　須田満親､従五位下に叙せられ、相摸守に任ぜらる、

天正一七　豊臣秀吉、信濃国に禁制を掲ぐ、

天正一七　徳川家康､信濃・甲斐等に検地を行ふ、

天正一七　諏訪社上社、同社今年の頭役料を記す、

天正一八　豊臣秀吉、北条氏を討たんとし、真田昌幸に出馬の時期を伝へ、、、

天正一八　豊臣秀吉、上杉景勝のために、信濃に将軍を送るべきを報じ､併せて、、、

天正一八　保科正直、上島吉三に地を宛行ふ、

天正一八　伊那郡開善寺､同寺の徒元幸の知客転位官銭を請取る、

天正一八　木曽義昌、原彦八郎に、木曽上垣外分の地を宛行ふ、

天正一八　諏訪社上社、同社神使の御祓配り日記を注す､

天正一八　小笠原貞政、秀政、丸山丹後守に、安曇郡吉野・寺所両郷の地を宛行ふ、

天正一八　菅沼定利､伊那郡知久平諏訪社及び八幡宮に神領を寄進し､また、、、

天正一八　前田利家豊臣秀吉の命に依り､上杉景勝・真田昌幸等を先勢とし、、、

天正一八　小笠原貞慶、井口平八をして、父帯刀の給分並びに問屋役等を安堵せしむ、、、

天正一八　是より先､真田昌幸、佐久郡陣中より豊臣秀次を音問す、是日､秀次、、、

天正一八　松平依田、康国、紀伊蓮華定院を、佐久郡内領民の宿坊と定む、

天正一八　前田利家、原孫右衛門の、木曽楢井宿陣取に協力せる功を賞し、、、

天正一八　前田利家・上杉景勝等の先勢、佐久郡碓氷峠に、、、

天正一八　是より先､松平依田、康国、北条氏直の党依田昌朝等を、、、

天正一八　前田利家、家臣今井左太夫等に命じて、兵糧米を信濃河中島に運送せしむ、、、

天正一八　佐久郡浅間山､噴火す、

天正一八　松平依田、康国、紀伊蓮華定院を､甲斐の所領内領民の宿坊と定む、

天正一八　依田昌秀､佐久郡岩村田の地を､紀伊蓮華定院に寄進す､

天正一八　河野治右衛門、宮ノ下の筑後に流田の年貢免ず、

天正一八　是より先、豊臣秀吉、相摸山中城を陥れ、戦況を真田昌幸に告ぐ､是日、、、

天正一八　小笠原貞政､秀政、安曇郡日岐城の番次を定む、

天正一八　豊臣秀吉、小田原の戦況を昌幸父子に報ず､尋いで、また、、、

天正一八　是より先､真田昌幸・同信幸、上野松井田城攻の戦況を豊臣秀吉に報ず、、、

天正一八　真田昌幸・同信幸、前田利家・上杉景勝と、上野松井田城を囲む､是日、、、

天正一八　是より先､松平依田、康国、上野西牧城を攻略す､是日､康国、、、

天正一八　前田利家、依田源三の戦功を賞す､

天正一八　是より先、真田昌幸、上野箕輪城を攻略し､之を豊臣秀吉に報ず､是日、、、

天正一八　徳川家康、松平依田、康真康寛､をして、その兄康国の遺跡を嗣がしむ、

天正一八　是より先､本願寺光寿､教如、、、

天正一八　諏訪社上社大祝諏訪頼水等､同社に鉾等を寄進す､

天正一八　是より先､諏訪頼忠､子頼水に諏訪郡を、同頼定に、、、

天正一八　高井郡興国寺住持順京、高山、永平寺開山御伝坐具文を書す､

天正一八　平盛幸､小県郡下之郷大明神に神領寄進を約す､

天正一八　是より先､松平康真、依田康寛、等､本多忠勝等と共に相摸筑井城を攻む、、、

天正一八　是より先、小笠原貞慶、上杉景勝と共に､武蔵八王子城を攻めて之を陥る、、、

天正一八　是より先、小笠原貞政秀、秀政、相摸大磯に北条氏直の兵と戦ひて、、、

天正一八　小県郡信綱寺住持順京､高山､将奕に附法す､

天正一八　右衛門尉､姓闕く、諏訪久三をして、本領を安堵せしむ、

天正一八　豊臣秀吉、北条氏の遺領を徳川家康に与へ、また、、、

天正一八　某､小田原陣よりの帰途､諏訪郡上原に宿す、明日､木曽福島に到る、

天正一八　徳川家康、諏訪頼忠に、武蔵奈良梨・羽生・蛭川の地を宛行ふ、

天正一八　徳川家康、依田信守の津軽の戦功を賞す､

天正一八　豊臣秀吉､上杉景勝をして、武蔵八王子城を守らしむ、仍りて、景勝、、、

天正一八　真田信繁、安中平三の忠勤を褒し、名字を出す、

天正一八　豊臣秀吉の木曽代官石川光吉､木曽定勝寺等をして、寺領を安堵せしむ、

天正一八　石川康正、数正、筑摩郡長興寺に禁制を掲ぐ、

天正一八　豊臣秀吉の木曽代官石川光吉、木曽谷諸郷中に置目を頒つ、尋いで、光吉、、、

天正一八　石川康正、数正、安曇郡大沢寺・成就院に禁制を掲ぐ、

天正一八　毛利秀頼の臣篠治秀政、平沢道正を伊那郡虎岩郷代官となし、、、

天正一八　毛利秀頼、神戸藤一等に、伊那郡検地の進捗を促す､

天正一八　益田柴次・香坂宗満、平沢道正に、同道忠等作分の年貢進納を命ず、、、

天正一八　是より先、豊臣秀吉、小笠原貞慶分の所領糺明のため、石川康正数正、、、

天正一八　徳川家康、小笠原信嶺を武蔵本庄城に､小笠原貞政秀政、、、

天正一八　小笠原貞政、秀政、沢渡盛忠等をして、貞政の封地下総に移らしめ、、、

天正一八　是より先、諏訪社上社神長守矢信真､相摸小田原城番の諏訪頼忠を音問す、、、

天正一八　什算､小県郡金縄寺々領帳を書写す､

天正一八　毛利秀頼、西尾喜右衛門尉に、伊那郡箕輪等に於いて知行を与ふ、　秀頼、、、

天正一八　是より先、上杉景勝、領内羽前仙北郡に一揆を鎮圧す、是日、、、

天正一八　石川光吉、古畑十兵衛等に､木曽谷中社寺への寄進地目録を誌し与ふ、

天正一八　豊臣秀吉の臣日根野高吉､諏訪郡大塩村を検地す､尋いで、、、

天正一八　平沢道正、伊那郡虎岩郷の給人知行名寄を指出す､

天正一八　筑摩郡和泉郷､同郷の名寄帳を記す､

天正一八　是より先、上杉景勝の領羽前庄内に一揆あり、信濃の人立屋喜兵衛、、、

天正一八　石川康正、某を安曇・筑摩郡両郡のかわた頭となす、、、

天正一八　石川康正、筑摩郡兎川寺をして、寺領を安堵せしむ、　石川康正光長、、、

天正一八　真田昌幸、小山田平三に､小県郡村松郷の地を与ふ、

天正一八　真田昌幸、矢沢頼幸に、信濃知行地の賛地として､上野の地を宛行ふ、、、

天正一八　篠治秀政、伊那郡建福寺に地を寄進す､

天正一八　羽柴毛利、秀勝、栗田永寿をして、甲斐善光寺を支配せしむ、

天正一八　日根野高吉、諏訪郡古田村内に鷹巣山を定め、田中平右衛門をして、、、

天正一八　日根野高吉､諏訪社下社神宮寺に地を寄進す、

天正一八　仙石秀康、秀久、佐久郡松原大明神に､地を寄進す、

天正一八　縫殿左衛門、姓闕く、筑後姓闕く、に田畠を売る､　頼固の筑後宛書状

天正一八　豊臣秀吉、下野宇都宮在陣の羽柴秀次に書を送り､徳川家康と聯絡して、、、

天正一八　真田昌幸、上野巌鼓大宮に、検地増分を寄進す、尋いで、、、

天正一八　諏訪湖上に､諏訪大明神御渡あり､尋いで、重ねての御渡あり、、、

天正一八　篠治秀政、平沢道正をして、金子を調へしむ、　篠治秀政、道正をして、、、

天正一八　真田信幸、塚本肥前守に上野岡谷の地を与ふ、

天正一八　真田昌幸、金井金右衛門に小県郡房山の地を給す､

天正一八　高梨頼親､同内膳亮に幕の使用を許す､

天正一八　日根野高吉､諏訪郡塩沢村を検地す

天正一八　高井郡興国寺住持順京、高山、小県郡安楽寺の寺領を記す、、、

天正一八　諏訪社下社大祝金刺某､会津諏訪社某に鹿食を允可す、

天正一八　諏訪社上社、同社今年の頭役料を記す、

天正一八　北安曇郡小谷村の地蔵菩薩像､成る､

天正一九　高井郡井上達満、上杉景勝に賀歳す､是日､景勝、之に答謝す、

天正一九　勝斎、姓闕く、伊那郡鉾持大権現に地を寄進す、

天正一九　仙石秀康、秀久、佐久郡小諸城に入る、　秀康、、、

天正一九　某､水内郡守田明神の呪文を書す､

天正一九　東恕、忠室、梵達不舶、に仏祖正伝勃陀勃地参の切紙を付与す､

天正一九　木曽御岳権現弥宜滝六郎右衛門、湯囃祝詞を書す、

天正一九　真田昌幸、河原綱家に、小県郡窪林の地を宛行ふ、

天正一九　是より先、佐久郡竜雲寺住持順貴、賤庵、更級郡昌竜寺を開く、、、

天正一九　高井郡興国寺住持順京､高山、曹渓伝授儀式切紙を将奕に授与す､

天正一九　安曇郡満願寺住持尊応、不動護摩供等を勤修す､

天正一九　篠治秀政、領内に条目を頒つ、　毛利秀頼の道正宛書状

天正一九　勝斎、姓闕く、伊那郡建福寺奉公の本鉾持衆に諸役を免除す､

天正一九　小笠原貞政、秀政、宇留賀与兵衛に知行を加増す、

天正一九　佐久郡浅間山､噴火す、

天正一九　小県郡野倉村惣帳､成る､

天正一九　諏訪社上社神宮寺尊興､安曇郡満願寺に参篭し､是日､満願す、

天正一九　水内郡大安寺住持正盛､安室、密参透句目録を書写す､

天正一九　小笠原貞慶、信濃に下国す、是日､犬飼久知に書を通ず､

天正一九　高井郡小菅社の再興､成る､

天正一九　仙石秀康、秀久、佐久郡安養寺に寺領を寄進す､

天正一九　松平依田、康真、康寛、伴野隼人に、上野に於いて知行を与ふ、

天正一九　高井郡興国寺住持順京、高山、順尭に達磨知死期切紙を付与す､

天正一九　加藤光泰､甲斐山之口衆をして、信濃伐採の甲斐久遠寺用木を勘過せしむ、、、

天正一九　安曇郡満願寺住持尊応、日天法等を勤修す､

天正一九　上杉景勝、栗田永寿の岩代に於ける戦功を賞す､

天正一九　豊臣秀吉、明年朝鮮に出征せんとし、軍勢の配備を定む、、、

天正一九　豊臣秀吉、上野藤岡の松平依田、康真康寛、、、

天正一九　安曇郡満願寺尊応、阿遮羅明王供を勤修す､

天正一九　小笠原貞慶、奥羽の陣より､書を二木寿斎重高､に送り、、、

天正一九　細萱長知等、安曇郡青木郷の課役を定む、

天正一九　東恕、忠室、梵達不舶、に倶胝一指禅大事を伝授す､

天正一九　日根野高吉､後庁某に、諏訪郡北大塩村等の地を給す、

天正一九　小県郡下之郷大明神､同社の条規を定む、

天正一九　筑摩郡麻績神明宮の懸佛､成る､

天正一九　毛利秀頼、伊那郡大草の内諸村の検地を行ふ、尋いで、、、

天正一九　小県郡安楽寺､同寺寺領を記す､

天正一九　石川康正数正、の臣安倍子源左衛門等、、、

天正一九　木曽御岳権現弥宜滝六郎右衛門、岳由来記を書す、

天正一九　諏訪湖上に､諏訪大明神御渡あり､尋いで、重ねての御渡あり、、、

天正一九　真田昌幸、窪田半衛門に小県郡上条等の地を宛行ふ、

天正一九　賢祐、更級郡庄内新山村の年貢納高を定む、

天正一九　篠治秀政、毛利秀頼の肥前名護屋出陣につき､平沢道正に馬の調進を命ず､、、

天正一九　是より先、諏訪社上社権祝矢嶋某､下総多古の保科正直に玉会を贈る、、、

天正一九　乙事五味、太郎左衛門、江戸に上りて徳川家康に謁し、扶持加増を賜はり、、、

天正一九　上野の人小幡信繁、小県郡下之郷大明神に神領を寄進し､祈祷を請ふ、

天正一九　諏訪社上社、同社今年の頭役料を記す､

文禄元　真田昌幸、田村雅楽助に、朝鮮出征を命じ､上野吾妻の地を宛行ふ、

文禄元　真田昌幸、小県郡信綱寺の寺役を半役と定む、

文禄元　是より先、佐久郡竜雲寺住持文最､勝巌、同郡慈寿寺を再興す、是日､寂す、、、

文禄元　神戸藤市、伊那郡知久平諏訪社神祝に地を宛行ふ、

文禄元　日根野高吉､諏訪社上社大祝諏訪頼広に知行を与ふ、

文禄元　越前永平寺住持祚球､佐久郡竜雲寺住持大雲天外、をして、、、

文禄元　加藤光泰､甲斐山善光寺に寺領を寄進し､栗田永寿をして取計らしむ、

文禄元　真田昌幸、北沢勘解由に小県郡塩尻の地を宛行ふ、

文禄元　仙石秀康・石川康正等、京都を発し肥前名護屋に向ふ、

文禄元　上杉景勝、米を豊臣秀吉に贈らんとし、水内郡の人立岩喜兵衛をして、、、

文禄元　信濃の人小川久助、浅野幸長に従ひ朝鮮に出陣せんとす､是日、、、

文禄元　上杉景勝、平田輔範に、更級郡力石村等の地を宛行ふ、

文禄元　松平依田、康真、康寛、丸山内匠助に所領を宛行ふ、

文禄元　篠治秀政室､伊那郡白山社本殿を再興す､　白山社奥社本殿の墨書銘

文禄元　諏訪郡兼家、姓闕く、諏訪社上社に薙鎌を寄進す､

文禄元　更級郡山布施郷と水内郡笹平村との山堺相論和解す、

文禄元　安曇郡満願寺栄専、妙秀菩提のため円頂を読誦す、

文禄元　豊臣秀吉、上杉景勝の臣芋川親正等をして、、、

文禄元　真田昌幸・水沢某に、知行を与ふ、　真田昌幸、北沢清兵衛に知行を宛行ふ、、、

文禄元　筑摩郡麻績神明宮の懸佛､成る､

文禄元　安曇郡大沢寺住持正頓、南室､正盛安室､に宗門向上一大事を伝授す、

文禄元　仙石秀康、秀久、従五位に叙せられ、越前守に任ぜらる、

文禄元　諏訪湖上に､諏訪大明神御渡あり､尋いで、重ねての御渡あり､諏訪社上社、、、

文禄元　篠治秀政、伊那郡市田宿往還の荷駄賃・宿賃を定む、　秀頼、、、

文禄元　上野一宮社僧某、佐久郡津金寺明年慈音講のため、眷属妙義を書す、

文禄元　徳川家康、石川康正の子三長康長、をして、、、

文禄元　徳川家康、木曽義昌・小笠原秀政等諸大名に、肥前名護屋出陣を命ず、

文禄元　徳川家康、諏訪頼忠をして、上野那波郡総社の地を領知せしむ、

文禄元　安曇郡大沢寺住持正頓、南室､正盛安室､に龍天白山切紙等を伝授す、

文禄元　正瑞雪庵、生死事大切紙を正盛安室、に伝付す、

文禄元　高井郡佐野村諏訪社の造営成り、是日、遷宮行はる、

文禄元　蒲生氏郷、朝鮮出征に従軍せんとし、奥羽を発し、、、

文禄元　小笠原貞政、秀政、肥前名護屋出陣の士を定め、溝口貞秀をして、、、

文禄元　山城醍醐寺理性院、朝鮮在陣の毛利輝元祈念のため、太元護摩法を行ふ、、、

文禄元　豊臣秀吉、河中島より、苧千貫文を徴す、

文禄元　大谷本願寺光寿、教如、水内郡正覚寺舊蔵の顕如上人畫像に裏書を加ふ、

文禄元　伊予とち山の彦八、木曽白山社に安穏を祈る、

文禄元　水内郡臥雲院住持正頓、南室、同寺縁起を筆写す、

文禄元　毛利秀頼、天野正次に命じ、伊那郡市田宿在郷伝馬衆を市田町に移らしむ、

文禄元　伊那郡小川郷の年貢納高を指出す

文禄元　伴兵左衛門、吉定某に、安曇郡にう之たう原の地を與ふ。

文禄元　佐久郡玉窓院の再造、成る、

文禄元　小県郡禰津長左衛門尉、三松斉姓関く、に、鷹の秘術を伝授す、

文禄元　後陽成天皇、伊那郡大雄寺住持宗勤克焉、を、山城妙心寺住持となす、

文禄元　石本三右衛門、諏訪郡の金子清林寺等をして、、、

文禄元　伊那郡の人保科正俊、卒す、

文禄元　直江兼続、立岩喜兵衛をして、借米を石田三成に返却せしむ、

文禄元　増田長盛、人数改番をして、上杉景勝の臣高梨頼親手勢の者等の、、、

文禄元　飯田城主毛利秀頼、病む、仍りて、高遠城代勝斉、姓嗣く、、、

文禄元　高梨頼親、立神藤八郎をして、神主職幷びに本領を安堵せしむ、

文禄元　高金左衛門、安曇郡借馬村左近の諸役を免ず、

文禄元　伊那郡文永寺宗然、飯田城主毛利秀頼のため、病気平癒の不動護摩を修す、

文禄元　高遠城代勝斉、姓関く、伊那郡建福寺大門之宿北町分を建福寺門前となす、

文禄元　豊臣秀吉、木曽伐採の柾板を近江朝妻に駄送せしむ、

文禄元　飯田城主毛利秀頼、卒す、尋いで、秀頼の婿高極高知、秀頼の遺領を領す、

文禄元　金丸與八郎、高井郡小菅山に鰐口を寄進す、

文禄元　京極高知、西尾喜右衛門尉に、伊那郡に於いて知行を與ふ、

文禄元　伊那郡鎮西野薬師堂の修理、成る、

文禄元　勝斉、姓関く、伊那郡建福寺に、故毛利秀頼のため、茶湯料所地を寄進す、

文禄元　京極高知、伊那郡飯嶋等の條規を定む、

文禄元　山城妙心寺、伊那郡開善寺の徒善三の、知客転職の官錢を請取る

文禄元　中村源左衛門等、筑摩郡麻績神明宮の鰐口を鋳造す、

文禄元　諏訪社上社の普賢菩薩像、成る、

文禄元　石川三長、康長、筑摩郡本立寺に、同寺居屋敷年貢竝びに諸役を免ず、

文禄元　仙石秀康、秀久、武者又左衛門に、佐久郡に於いて知行を宛行ふ、

文禄元　豊臣秀吉、真田信幸の伏見城普請役を免除し、領内の開発を致さしむ、

文禄元　浅野長継、日根野高吉をして、諏訪郡青柳の金山のことを沙汰せしむ、

文禄元　是より先、松本城主石川康正、卒す、是日、京都七條河原に葬礼あり、

文禄元　豊臣秀吉の奉行前田玄以等、真田信幸に伏見城普請を命ず

文禄元　豊臣秀吉、伏見城普請のため、昆野下野守等をして、、、

文禄元　諏訪湖上に､諏訪大明神御渡あり､尋いで、重ねての御渡あり､諏訪社上社、、、

文禄元　前野兵庫、木曽にて伐採せる材木の改帳を、豊臣秀吉に差出す、

文禄元　高井郡龍泉寺前住持正佶、樂翁、法衣を某に譲る、

文禄元　伊那郡の人上野補陀寺住持廣淋、荊室、同寺を享寅鐡州に譲り、、、

文禄元　仙石秀康、秀久、佐久郡龍雲寺門前の地の諸役を免ず、

文禄元　是より先、須田満親、徳川家康に歳暮を賀す、是日、家康、之に答謝す、

文禄元　水内郡戸隠社の建立、始まる、

文禄元　吉田盛定、鉄砲の大事等を書して、水内郡屋嶋籐三郎に與ふ、

文禄元　高梨頼親、舟丸某に、高井郡牛出村の地を宛行ふ、

文禄元　渡辺長次、筑摩郡源智井の不浄を停む、尋いでまた、石川三長、康永、、、

文禄元　石川三長、康長、豊受皇大神宮御師丸岡宗大夫をして、、、

文禄元　山城醍醐寺三宝院堯助、伊那郡文永寺宗然に、伝法灌頂許可印信を授く、

文禄元　京極高知、嶋志摩に舊の如く田地耕作を許す、

文禄元　上杉景勝、伏見城経営を賀せんがため、越後を発して上洛す、、、

文禄元　石川三長、康長、今井勘右衛門等に命じて、、、

文禄元　久秀、姓関く、水内郡古間宿等をして、伝馬朱印状を有するものに、、、

文禄元　豊臣秀吉、同秀次をして、真田真幸を諸大夫に推挙せしむ、

文禄元　本願寺光昭、准如、高井郡常敬寺所蔵の本願寺兼寿蓮如、畫像に裏書を加ふ、、、

文禄元　真田真幸、小県郡吉田郷の百姓役を半役と定む、

文禄元　細野七右衛門、筑摩郡若澤寺に鰐口を寄進す、

文禄元　豊臣秀吉、真田昌幸をして、伏見城築城用材を、、、

巻十八　文禄三年(1594)～

文禄三　上杉景勝、出羽羽黒権現養蔵坊をして、、、

文禄三　是より先、順京、高山、小県郡安楽寺に入院して、その臨済宗なるを、、、

文禄三　信濃の人小笠原秀政、宇留賀与兵衛をして、普請以下を取締らしむ、　秀政、、、

文禄三　小県郡安楽寺、同寺の寺領を記す、　安楽寺寺領注文

文禄三　石本三右衛門等、諏訪郡金子清林等をして、、、

文禄三　伊那郡飯田の京極高知、同郡文永寺をして、、、

文禄三　上杉景勝、信濃の人立岩喜兵衛をして、出羽庄内の地を管せしめ、、、

文禄三　徳川秀忠、信濃の人松平依田、康寛康真、の伏見城普請の労を犒ふ、

文禄三　木曽桟、風雨のため落つ、

文禄三　京極高知、伊那郡香坂右近助に、同郡大草郷の年貢請取状を渡す、、、

文禄三　小県郡秋和村、同村の検地帳を記す、　小県郡東松本村、、、

文禄三　木曽代官石川光吉、塚本三郎兵衛等三人に、上松村の肝煎役を命ず、

文禄三　是より先、真田信幸、石田三成に帰国を請ふ、是日、三成、之を許す、

文禄三　直江兼続、上杉景勝領内信濃・越後の知行人等の定納員数を注す、

文禄三　是より先、京極高知、伊那郡熊谷玄蕃を伊那郡平屋に還住せしむ、是日、、、

文禄三　須田満胤等、上杉景勝の権中納言に任ぜらるるを祝し、太刀等を贈る、

文禄三　諏訪社上社神長守矢信実、知行地の安堵の取成を、浅野長政に請ふ、

文禄三　真田昌幸、某に昌の字一字を与ふ、

文禄三　真田信幸、従五以下に叙せられ、伊豆守に任ぜらる、

文禄三　松平依田、康真、康寛、従五以下に叙せられ、右衛門大夫に任ぜらる、

文禄三　石本三右衛門、諏訪郡真志野金山の年貢を請取る、

文禄三　高井郡夜交昌国、同人知行地の定納覚書を、上杉景勝に上申す、、、

文禄三　真田信幸、矢沢綱頼に、上野中条林昌寺屋敷を宛行ふ、

文禄三　筑摩郡松本の石川三長、康長、肥前名護屋より国元の松林和泉等に書を送り、、、

文禄三　真田信幸、矢沢忠右衛門尉に、信濃知行の替地を上野に於いて給し、、、

文禄三　僧関川、水内郡大安寺の徒正誾に合血の切紙を伝授す、

文禄三　京極高知、伊那郡市田原町還住人に年貢を減免す、

文禄三　真田昌幸、信綱寺の所役等を免除す、

文禄三　真田昌幸、窪田善二郎に、小県郡長瀬の地等を宛行ふ、

文禄三　浅野幸長、甲府善光寺に寺領を寄進し、信濃の人栗田永寿をして支配せしむ、、、

文禄四　豊臣秀吉、上野草津湯山に入湯せんとし、信濃・甲斐・上野三国の衆に、、、

文禄四　石川三長、康長、安曇郡日置神社に禁制を掲ぐ、

文禄四　石川三長康長、倉科盛軌をして、筑摩郡松本町門屋及び門屋敷を安堵せしめ、、、

文禄四　石川三長、康長、保々五左衛門に、筑摩郡小松郷内の地を宛行ふ、

文禄四　石川三長、康長、筑摩郡浅間神宮寺に、寺領を寄進す、

文禄四　真田信幸、矢沢忠右衛門に北能登守同心を預く、

文禄四　上杉景勝、信濃の人立岩喜兵衛等をして、出羽庄内の金山を奉行せしむ、

文禄四　石川三長、康長、、、

文禄四　木曽義昌、下総阿地土に卒す、

文禄四　某若狭守等、諏訪郡真志野村等の海年貢秋納の子細を注す、

文禄四　豊臣秀吉、京極高知に信濃に於いて四万石を加増す、

文禄四　小笠原貞慶、下総古河に卒す、

文禄四　仙石秀康、秀久、佐久郡藤沢村を検地す、是日、同村庄官等、、、

文禄四　京極高知、西尾喜右衛門尉を伊那郡中金場代官となす、

文禄四　直江兼続、埴科郡西条喝食麿に仮名及び名乗一字を与ふ、

文禄四　高極高知、西尾喜右衛門尉に、伊那郡の蔵入・給地を限らず金堀を許す、

文禄四　佐久郡与良の隼人等、同郡川東諸村の貫高を記す、

文禄四　筑摩郡松林右橘等、石川三長康長、に金子を納む、

文禄四　是より先、京極高知、豊臣秀吉の命を請け、、、

文禄四　京極高知等、豊臣拾丸秀頼、に対し二心なきことを誓ふ、

文禄四　是より先、豊臣秀吉、同秀次をして、紀伊高野山に自殺せしむ、仍りて、、、

文禄四　安曇郡大沢寺住持正頓、南室、七条袈裟及び法衣を、、、

文禄四　豊臣秀吉、法度五条並びに追加九条を定む、

文禄四　是より先、仙石秀康、秀久、山城伏見に在り、是日、秀康、入京し、、、

文禄四　豊臣秀吉の将増田長盛の手代大橋才次、、、

文禄四　諏訪社下社、同社明年常楽会頭役を、安曇郡千国郷に充つ、

文禄四　直江兼続、大石元綱に答書し、信越検地皆済を慰労し、また、、、

文禄四　細萱長知、原安芸守某をして、安曇郡覚音寺観音堂を修理せしむ、

文禄四　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

文禄四　伊那郡野宇村池田諏訪大明神社殿、成る、

文禄四　諏訪郡中沢村の見出名寄帳、成る、

慶長元　諏訪郡高島の日根野高吉、新左衛門尉等細工人に郷次の普請役を免ず、

慶長元　伊那郡高遠城代岩崎重次、伊那郡建福寺をして、同寺領を安堵せしむ、

慶長元　是より先、佐久郡正安寺住持誾雄、勝岩、同郡岩村田竜源寺を開く、是日、、、

慶長元　木曽王滝松原某、石川光吉の下代官神辺休安より、、、

慶長元　神祗管領長上吉田兼見、小県郡白鳥豊算に、風折烏帽子等の着用を允可す、、、

慶長元　是より先、伊那郡伴野郷、同郡阿島郷と山相論をなす、是日、、、

慶長元　是より先、水内郡小境村、同郡顔戸村と境相論をなすに依り、、、

慶長元　伊那郡文永寺宗然、厳助自筆書写の大事相承次第を書写す、

慶長元　明堂、某に竹箆の切紙を伝授す、

慶長元　筑摩郡薄社某、愛染明王祭文を書す、

慶長元　祢津清定等、諏訪社上社に鉾等を寄進す、

慶長元　伊那郡林延貞、井岡喜蔵より米を借用す、

慶長元　信濃等に大洪水あり、尋いで、また大洪水あり、

慶長元　佐久郡竜源寺住持梵達、不舶、雄的的外、に大魔境切紙を伝授す、

慶長元　佐久郡浅間山、爆発す、

慶長元　細萱長知、安曇郡仁科神明の式年造営を行ひ、是日、遷宮を行ふ、

慶長元　信濃に針金降るとの風聞、京都に達す、

慶長元　山城聖護院門主道澄、佐久郡法華堂祐源を、大井庄内山伏の先達職となす、

慶長元　真田昌幸、宮下田兵衛より前年知行役を請取る、

慶長元　山城醍醐寺理性院尭助、同国報恩院の、、、

慶長元　松平依田、康真、康寛、徳川家康・秀忠父子に重陽の祝儀を献ず、是日、、、

慶長元　豊臣秀吉、甲斐善光寺如来の、京都移徙の望あるを夢想す、是日、、、

慶長元　真田昌幸、勝蔵坊を、小県郡の修験道の年行事職となす、

慶長元　岩井信能、水内郡飯笠八幡宮及び諏訪社に社領を寄進す、

慶長元　京極高知、伊那郡耕雲寺に、同郡座光寺村の内の地を寄進す、

慶長元　真田昌幸、宮下太兵衛等より、前年の知行役を請取る、　昌幸、、、

慶長元　京極高知、伊那郡開善寺に禁制を掲ぐ、

慶長元　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

慶長元　真田昌幸、大工堪四郎に屋敷地を宛行ふ、

慶長元　佐久郡の人備前真如院住持舜祐、心覚坊、備前吉備津宮惣解文を書写す、

慶長元　佐久郡貞祥寺住持徳応、喚室、同寺を運芸才庵、に譲り、、、

慶長元　小県郡大林寺種才、良室、佐久郡正安寺住持となる、

慶長二　須田満親、東条金左衛門をして、同遠江守方同名と為し、、、

慶長二　諏訪頼満、頼水、千野孫九郎をして、父信氏の所領を安堵せしむ、

慶長二　須田満親、所市左衛門に、本知行更級郡今井の地の替地として、、、

慶長二　佐野長家、筑摩郡筑摩社別当神介の諸役を免ず、

慶長二　仙石秀康、秀久、武者又左衛門に佐久郡内に於いて知行を宛行ふ、尋いで、、、

慶長二　仙石秀康、秀久、佐久郡貞祥寺をして、同寺領を安堵せしめ、併せて、、、

慶長二　真田昌幸、飯島市之丞の、名跡を兵吉に譲らんとするを許す、

慶長二　上杉景勝、山田雅楽助に、春日山城普請を命じ、岩井信能等をして、、、

慶長二　大谷本願寺光寿、教如、水内郡真宗寺所蔵の顕如上人画像に裏書を加ふ、、、

慶長二　仙石秀康、秀久、僧応其興山、、、

慶長二　浅間山、大爆発す、

慶長二　真田昌幸、関口角左衛門より麻年貢を請取る、

慶長二　神祗管領長上吉田兼治、佐久郡新海社祠官友野朝繁をして、、、

慶長二　神祗管領家、諏訪社上社大祝諏訪頼広の、斎場所修理料を進むるに依り、、、

慶長二　豊臣秀吉、甲斐善光寺如来を、京都方広寺大仏殿に遷さんとし、諸大名に、、、

慶長二　僧応其、興山、紀伊高野山金剛峯寺年預に書を送り、、、

慶長二　信濃善光寺如来、入洛す、

慶長二　伊那郡大草郷、慶長元年分年貢を皆済す、

慶長二　石川三長康長、の臣堀江道有、筑摩郡青柳伝右衛門をして、、、

慶長二　高井郡箕作村庄屋五右衛門、、、

慶長二　神祗管領長上吉田兼興、高井郡墨坂神社及び八幡宮祠官山岸吉房に、、、

慶長二　曹洞宗了庵門徒、佐久郡竜雲寺に宗規を頒つ、、、

慶長二　須田満親、小河原式部少輔をして、埴科郡八幡社社領を安堵せしむ、

慶長二　諏訪社上社前神長守矢頼真、卒す、

慶長二　是より先、仙石盛長、秀康、秀久、岩間忠輔等に命じ、、、

慶長二　高井郡大聖院恵秀、同郡飯綱社の天狗像を作る、

慶長二　後陽成天皇、高井郡常楽寺住持寿清天庵、に、岑月円光禅師の号を援けらる、、、

慶長二　豊臣秀吉、京極高知の山城伏見の亭に臨む、

慶長二　是より先、豊臣秀吉、下野宇都宮国綱の封を奪ひ、浅野長政をして、、、

慶長二　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

慶長二　上杉景勝、信濃に紙を送らんとし、信濃口諸所領主をして、之を宿送せしむ、、、

慶長二　信濃の人舜祐、心覚坊、備前吉備津宮摂社本宮を造営す、

慶長二　木曽水無神社、同社社領年貢・諸役の次第を記す、

慶長三　豊臣秀吉、上杉景勝を陸奥会津に封ず、信濃出身の将士、多く之に随伴す、、、

慶長三　芋川親正、更級郡興禅寺をして、寺領を安堵せしむ、

慶長三　上杉景勝、今城次左衛門尉等をして、、、

慶長三　更級郡八幡宮祠官松田盛直、上杉景勝に従ひ、陸奥会津に移らんとし、、、

慶長三　小笠原信嶺、武蔵本庄城に卒す、尋いで、伊那郡開善寺宗販、速伝、、、

慶長三　日野根高吉、諏訪郡神戸村与右衛門に、同村年貢のこと等を沙汰す、

慶長三　山城石清水八幡宮、豊臣秀吉に、同宮領信濃四郷の安堵を請ふ、

慶長三　木曽御岳権現の滝神主、釜之神祭文を書す、

慶長三　真田昌幸、小山田某を壱岐守に推挙す、

慶長三　伊那郡飯田の京極高知、伊那郡光前寺に寺領を寄進す、

慶長三　是より先、上杉景勝、村上景国を陸奥塩松に在城せしむ、是日、直江兼続、、、

慶長三　伊那郡開善寺住持宗販、速伝、善呼鷹睹、、、

慶長三　是より先、豊臣秀吉、関一政を、川中島に移す、是日、一政、、、

慶長三　仙石盛長、秀康、秀久、佐久郡竜雲寺に地を寄進す、

慶長三　浅間山爆発し、参詣人、多く焼死す、

慶長三　真田昌幸、関口角左衛門尉より、金子を請取る、

慶長三　上杉景勝、越後新潟湊に令し、平林正恒等分の兵糧米を京都に輸送せしむ、

慶長三　是より先、掘秀治、越後に移封せらる、是日、本誓寺に書を送り、、、

慶長三　真田昌幸、関口角左衛門尉より、小県郡長窪・和田の問屋役金を請取る、

慶長三　豊臣秀吉の将石川光吉、高井郡五閑村検地を行ふ、尋いで、同古田重勝、、、

慶長三　森島近政、埴科郡皆神山の検地を免じ、之を同山熊野権現に寄進す、

慶長三　是より先、上杉景勝、同謙信の廟所を陸奥会津に移さんとし、、、

慶長三　神祗管領長上吉田兼治、高井郡若宮八幡宮祠官伝田家重に、、、

慶長三　豊臣秀吉、田丸直昌に、川中島の地を宛行ふ、　田丸直昌、鳥羽伝内の、、、

慶長三　是より先、豊臣秀吉、甲斐善光寺如来を京都に移せるも、霊夢に依り、是日、、、

慶長三　山城伏見に騒動起るに依り豊臣氏五奉行、諸士の兵具を帯し、、、

慶長三　京極高知の臣落合長次、伊那郡随雅寺に、寺領を寄進す、

慶長三　石川光吉、高井郡万竜寺に、寺領を寄進す、

慶長三　田丸直昌、沢田加兵衛等に山守を命ず、

慶長三　諏訪社下社神宮寺僧俊翁、憲能房、八千枚表白并結願作法を書写す、尋いで、、、

慶長三　筑摩郡全久院康翁、寿像に賛を加ふ、

慶長三　是より先、水内郡西巖寺、陸奥会津に遷る、是日、磯元直、、、

慶長三　信濃の僧舜祐、心覚房、備中一宮本地堂を造立す、

慶長三　武蔵江戸在城の徳川秀忠、上杉景勝の臣岩井信能等に書を送り、、、

慶長三　大田才次等、京極高知に、伊那郡阿島村の検地帳並びに荒帳を指出す、

慶長三　田丸直昌、かわや物頭孫六等の、領内に於いて門別籾子を徴するを許し、、、

慶長三　是より先、仙石盛長、秀康、秀久、肥前名護屋より上洛す、是日、、、

慶長三　島津昔忠、水内郡西巖寺をして、寺領を安堵せしむ、

慶長三　筑摩郡大隆寺開山宗範、準叟、寂す、

慶長三　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

慶長三　田丸直昌、善明等をして、埴科郡柴村阿弥陀堂のことを沙汰せしむ、

慶長三　仙石信郷、佐久郡竜雲寺に、門前屋敷分の年貢諸役を免除す、

慶長三　田丸直昌、高井郡勝善寺に、寺領を与ふ、

慶長四　豊臣氏の五奉行長束正家等、川中島蔵入分代官関一政をして、、、

慶長四　田丸直昌、埴科郡明徳寺をして、寺領屋敷廻山を安堵せしむ、

慶長四　真田昌幸、関口角左衛門より、小県郡海野町等の問屋役金を請取る、

慶長四　浅間山鳴動す、

慶長四　埴科郡明徳寺伝竜、三国流伝血脈を、伝策に伝授す、

慶長四　仙石盛長、秀康、秀久、佐久郡安養寺及び竜雲寺に、寺領を寄進す、

慶長四　木曽鏡覚坊某、死霊教化文を書す、　慶長六年二月廿四日付山の神祭文

慶長四　是より先、真田信幸、徳川家康の伏見城に移れるを、、、

慶長四　木曽妻篭の光徳寺住持宗広、性天、同寺本尊薬師如来を造る、

慶長四　上杉景勝、岩井勢三利忠、をして、故島津義忠の女を娶らしめ、、、

慶長四　筑摩郡桐原城の絵図、成る、

慶長四　伊那郡開善寺住持宗販、速伝、寂す、

慶長四　京極高知、伊那郡大雄寺に寺領を寄進す、尋いで、高知の臣岩室五兵衛等、、、

慶長四　信濃の人宮崎泰重、卒す、　信濃の人宮崎重次、父景次の跡をつぐ、

慶長四　直江兼続、佐久郡岩村田の町人中沢善三郎の、、、

慶長四　仙石盛長、秀康、秀久、の子秀範、従五位下に叙せられ、豊前守に任ぜらる、、、

慶長四　木曽山村良利、木曽福島に卒す、

慶長四　伊那郡文永寺僧宗然、五字功能を書写す、

慶長四　長束正家等、真田信幸をして、陸奥会津下向の福島正則等のため、、、

慶長四　田丸直昌、かわや孫六に、埴科郡田中の地に於いて、籾五俵を給す、

慶長四　真田昌幸、北沢勘解由の所役を減ず、

慶長四　某、原平左衛門に、小河原・安庭に於いて百石を宛行ふ、

慶長四　田丸直昌、埴科郡熊野権現をして、同社領を安堵せしむ、

慶長四　真田昌幸、小県郡大輪寺に禁制を掲ぐ、

慶長四　落合高之、伊那郡平出村百姓等の、、、

慶長四　浅間山、鳴動す、

慶長四　石川光吉の臣馬場小大夫、水内郡大安寺に禁制を掲ぐ、

慶長四　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

慶長五　松平依田、康真、大坂に於いて小栗三助を殺害し、紀伊高野山に遁る、、、

慶長五　上杉景勝、岩井信能等をして、陸奥若松城惣門警固に当らしむ、

慶長五　徳川家康、川中島の田丸直昌を美濃に移す、また、森忠政を川中島に移して、、、

慶長五　妻篭弥左衛門等、伊那郡河野郷百姓新左衛門等をして、、、

慶長五　森忠政の臣、林友重、水内郡山千寺に禁制を掲ぐ、

慶長五　豊臣氏の奉行前田玄以等、田丸直昌をして、河中島御蔵米を、、、

慶長五　真田昌幸、伏見より書を同信幸に送りて、その疾を問ひ、近況を報ず、

慶長五　佐久郡前貞祥寺住持竜鶴、松山、寂す、

慶長五　信濃の人陸奥簗川の須田長義、上杉景勝に物を送りて存問す、是日、景勝、、、

慶長五　佐久郡千手院香永、仏説阿弥陀経に奥書を加ふ、

慶長五　是より先、森忠政、埴科郡海津城に移り、之を徳川秀忠に報ず、是日、秀忠、、、

慶長五　小県郡越戸村善次郎、同村地寄覚帳を記す、

慶長五　某伝介、伊賀姓闕く、等に、水内郡大豆島の田地を預けられんことを請ふ、

慶長五　是より先、徳川家康、仙石盛長秀康、秀久、と、、、

慶長五　徳川秀忠、森忠政の起居を候せしに答へ、陸奥会津の上杉景勝の動静を報ず、、、

慶長五　徳川秀忠、森忠政に徳川家康の陸奥会津出陣の時期を報ず、

慶長五　是より先、真田信幸、徳川家康より、、、

慶長五　是より先、日根野高吉、上杉景勝征伐の先鋒を命ぜらる、是日、高吉、、、

慶長五　下総古河の小笠原秀政、陸奥会津に出陣せんとし、、、

慶長五　善光寺御堂、成る、また木曽の桟及び伊那河橋、成る、

慶長五　石川三長康長、の家臣九郎姓闕く等、筑摩郡乱橋等緒郷に馬役を充つ、

慶長五　仙石盛長、秀康、秀久、仙石左京等をして、、、

慶長五　徳川家康、屋代秀正勝永、を陸奥会津の陣に派す、

慶長五　森忠政、孫六に命じ、川中島四郡のかわやをして、、、

慶長五　豊臣氏の奉行長束正家等、徳川家康を討たんとして、真田昌幸に之を報じ、、、

慶長五　徳川秀忠、江戸城を発して陸奥に出陣す、小笠原信之、その先陣に加はる、

慶長五　川中島の森忠政、徳川家康の軍に投ぜんとして下野宇都宮に到る、

慶長五　是より先、真田昌幸、徳川家康に叛き、陸奥会津征討の軍陣を離れて、、、

慶長五　是より先、徳川家康、伊那郡飯田の京極高知に軍陣のことを命ず、是日、、、

慶長五　山村良勝・千村良重、徳川家康より木曽谷平定を命ぜらる、

慶長五　長束正家等、真田昌幸に東軍諸将の質を収めしことを告げ、、、

慶長五　是より先、真田昌幸、西軍に応じ、使を近江佐和山の石田三成に遣はす、、、

慶長五　徳川家康の臣大久保忠隣等、山村良勝等をして、、、

慶長五　信濃の人市岡忠吉、江戸に卒す、

慶長五　長束正家等、真田昌幸に、軍状を告げ、豊臣秀頼への忠節を勤む、明日、、、

慶長五　徳川家康、木曽の諸士に忠節を求む、

慶長五　徳川家康、江戸帰陣を森忠政に報じ、忠政をして、、、

慶長五　是より先、仙石盛長、秀康、秀久、関東に出陣す、是日、秀康、、、

慶長五　石田三成、真田昌幸に軍状を報ず、明日、また、之を報ず、

慶長五　上杉景勝、岩井信能に徳川家康の下野小山に在陣するを報じ、、、

慶長五　真田昌幸、河原右京亮等に、東西両軍の手切を報じ、忠勤を促す、

慶長五　石田三成、真田昌幸・信繁父子をして、東軍諸将の領地を侵し、また、、、

慶長五　直江兼続、岩井信能に答書し、陸奥白川城普請等を勤めしめ、、、

慶長五　山村良勝・千村良重等、木曽に入り、妻篭に陣し、徳川家康に援兵を請ふ、、、

慶長五　伊那郡飯田の京極高知、徳川家康に属し、三河に入らんとす、是日、家康、、、

慶長五　徳川家康、上野沼田城主真田信幸の、信濃口・会津口守備を厳にせるを嘉す、、、

慶長五　徳川家康、森忠政の家康の軍に参ぜんとするを停め、領内守備を厳にせしむ、、、

慶長五　上杉景勝、新津内記助等をして、信濃の人芋川親元等と、、、

慶長五　山村良勝・千村良重、木曽谷平定の由を徳川家康に報ず、是日、家康、、、

慶長五　徳川秀忠、小県郡上田城に真田昌幸を攻めんとして、、、

慶長五　徳川家康、山村良勝等をして、美濃の情況を探らしむ、

慶長五　徳川家康、千村重照等の、山村良勝等に協力して軍功を致すを褒す、

慶長五　徳川家康、浅野長政に、徳川秀忠の、信濃口に出陣せるを告げ、長政をして、、、

慶長五　信濃の人下総多胡城主保科正光、東軍に属して、美濃・尾張に戦ひ、、、

慶長五　徳川家康、上杉景勝の兵の、虚に乗じて越後に入らんことを慮り、、、

慶長五　是より先、森忠政、徳川秀忠の陣に参ぜんとし、このことを秀忠に報ず、、、

慶長五　徳川秀忠、山村良勝等をして、木曽谷の警備を厳にせしむ、

慶長五　徳川秀忠、下野より信濃に入り、佐久郡小諸城に着陣す、

慶長五　京極高知、福島正則等と、美濃岐阜城を攻めて之を陥る、是日、家康、、、

慶長五　是より先、真田昌幸、子信幸に依り、徳川秀忠に赦免を請ふ、是日、昌幸、、、

慶長五　徳川秀忠の諸将等、真田昌幸を上田城に攻む、

慶長五　徳川秀忠、上洛のため兵を小諸に引かんとし、この旨を森忠政に伝へ、、、

慶長五　徳川秀忠、森忠政に美濃参陣を促す、尋いで、秀忠、忠政をして、、、

慶長五　徳川秀忠、森忠政の上洛を停め、境目の位置を致さしむ、

慶長五　徳川秀忠、美濃に参陣せんとし、小諸を発し、下諏訪を経て木曽に入り、、、

慶長五　是より先、徳川家康、石田三成等の軍を美濃関ヶ原に破り、、、

慶長五　小笠原信之、徳川秀忠に随ひ、下野より信濃に入り、、、

慶長五　森忠政、水内郡勝願寺に寺敷地を寄進す、

慶長五　是より先、石田三成、真田昌幸・信幸に音信す、是日、三成、、、

慶長五　徳川家康、山村良候を木曽谷中の代官となす、

慶長五　横内藤太等、筑摩郡西洗馬村に年貢進納を命ず、

慶長五　伊達政宗、上杉景勝領陸奥簗川城を攻めんとす、仍りて、景勝、、、

慶長五　水内郡北条村、森忠政に同村の検地帳を指出す、

慶長五　諏訪湖上に、諏訪大明神御渡あり、尋いで、重ねての御渡あり、

慶長五　是より先、佐久郡前山村庄五郎・せん夫婦、、、

慶長五　是より先、徳川家康、保科正光に、越前北庄の城番を命ず、是月、、、

慶長五　森忠政、更級郡康楽寺をして、寺領等を安堵せしめ、また水内郡飯綱社に、、、

慶長五　徳川家康、真田昌幸を、紀伊高野山に幽閉す、是日、昌幸、同地に赴く、、、

慶長五　真田信幸、小県郡白鳥明神をして、社領を安堵せしむ、

後陽成　高井郡綿内村、当年年貢を皆済す、

後陽成　松平依田、康真、康寛、諏訪社上社に、佐久郡本意等のことを祈る、　康真、、、

後陽成　是より先、徳川家康、小笠原信之に伊那郡松尾を還付せんとす、信之、、、

後陽成　徳川家康、森忠政等信濃緒大名をして、所領を安堵せしむ、

後陽成　信濃の人諏訪頼水等、上野高崎の城番を勤む、尋いで、、、