名越 二荒之助
天皇陛下は昨年十二月十九日の記者会見で「桓武天皇の生母は、百済の武寧王の子孫であることが続日本記に書かれています」と述べられ、韓国との「ゆかり」を強調せられた。日本の新聞は朝日と産経が報じただけだったが、韓国の各紙は、一面トップで大々的にとりあげた。
ところが桓武天皇の生母どころではない。慶尚北道の高霊邑には、高天原があったと称して、「高天原故地(五万坪)」まで造成している。加耶大学校の李慶煕総長は、「高天原の考古学的証明」と題する長論文を記している。この論文は古事記・日本書紀を駆使しながら、高天原韓国論を述べ、加耶の古墳から、三種の神器はいくらも出てくるとして、学内に博物館も造っている。天照大神以下高天原の神々は韓国人であり、ニニギノミコト以下が「天孫降臨」して日本を作ったというのである。韓国では藤原鎌足が百済に行き、大化改新を行ったとする大河ドラマが放映された。韓国の優越感も極まった感がある。
日本人が記・紀を忘れ魏志倭人伝の邪馬台国・卑弥呼にうつつを抜かしている間に、高天原は韓国に取られてしまった感がある。
http://www.miraikoso.org/takaten/taka6.htm
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