2014年10月12日日曜日

諏訪大社の主祭神タケミナカタは、『古事記』の上巻(神話)の登場人物である。

『古事記』にはどんなことが書かれているか?

神野志隆光『古事記 (21世紀によむ日本の古典 1) 』ポプラ社(0104)の「あとがき-『古事記』のおもしろさ」には次のように書かれている。

    世界としてのはじまりから、それがなぜ天皇のものとしてあるか、さらに、どのようにして天皇による秩序が、大八島国とよばれる日本列島のすみずみにおよんだのか、そして、天皇のもとに、世界がどのようにして、より満ちたりたものとなってうけつがれてきたのか。その全体はまさしく天皇の世界の物語です。

大八島の支配の始まりがいわゆる「国譲り」の神話である。

    出雲の有名な国譲りは、高天原の神々が、オオクニヌシに葦原中つ国の支配権を譲るように迫り、ついに承諾させるというものです。国譲りは、もちろんあっさりとスムーズに行われたのではありません。
    高天原から、最初は天穂日命(あまのほひのみこと)が、次には天稚彦(あまのわかひこ))が国譲りの交渉役に遣わされますが、どちらもオオクニヌシに従ってしまって、高天原に帰ってこない。そこで武甕槌神(たけみかつちのかみ)と天鳥船神(あまのとりふねのかみ)(『日本書紀』では武甕槌神と経津主神(ふつぬしのかみ))が遣わされ、稲佐の浜に剣を突き立てて国譲りを迫るというものです。
    オオクニヌシは、ふたりの息子に意見を求めようとします。すると、釣りに出ていた事代主神(ことしろぬしのかみ)は国譲りに承諾しますが、もうひとりの息子、健(ママ)御名方神(たけみなかたのかみ)は反対します。
    そこで、健御名方神と武甕槌神の間で力競べが行われ、オオクニヌシの息子が敗れてしまいます。そのために、とうとう国譲りが実行されるのです。敗れた健御名方神は諏訪まで逃げ、その地に引き籠もって諏訪神社の祭神になったとされています。
    いずれにしても、これは国譲りという説話になってはいますが、実際は、剣を突き刺して迫り、そのあげく力競べをするというように、武力で奪い取った色彩が強い。いわば、オオクニヌシが造りあげた国土を天孫族が武力で奪っているわけです。

[出典]

http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-84ac.html

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