毎年3月17日の夜、三島の山間部の集落、元山中・小沢・伊豆佐野では龍爪講【りゅうそうこう】のオフルマイが講仲間によって催されます。
龍爪講は山で狩猟・鉄砲を撃つ人たちの講でした。テッポウガミサンとも称され、明治以降盛んになった祭りで、山での災難・鉄砲による災難を逃れると信じられていました。
「龍爪山」「龍爪大権現」を祀った龍爪神社が各集落に建てられています。もともとは静岡市の北にある薬師岳・文殊岳の山頂近くに鎮座する穂積神社(通称
「龍爪山」)から勧請【かんじょう】されたといわれ、静岡県東部には、江戸時代末~明治時代にかけて多くの龍爪神社が勧請されています。
戦後までは、三島にある3ヶ所の龍爪神社の祭りは盛大に催されていました。
幟を建て、祭典の後、射場で射撃の腕を競った所もあります。
この時配られるお札は、鉄砲の弾にあたらないありがたいお札として、三島・駿東の人々が列をなしてもらいに来たものです。
[出典]
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn000095.html
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