2014年10月14日火曜日


 静岡平野の北には、竜爪山がそびえ、麻機丘陵もみえます。竜という名称は、古代と中世の人々が日本列島をつつみまもって くれるが列島の中に棲み地震を引き起こすとも考えた龍を喚起させます(龍の棲む日本、黒田日出男)。竜爪山の神は、雨乞い、鉄砲安全、など狩猟の民と農耕 の民の願いをかなえる神です。そこの神は、徴兵拒否、弾丸除けなどの願いをきき、さらに、心の病の治療にも御利益があったようです。竜爪山は薬師岳と文珠 岳からなり、その名前が示し、また道白平の僧と今川館の女との恋物語が暗示するように仏教修行の地でありました(山と森のフォークロア)。

[出典]
http://www18.ocn.ne.jp/~yuryo/news4.html

 

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